Raspberry Pi Debug Probe が便利

RP2040 で遊びたいなーと思いつつ入手した Raspberry Pi Debug Probe ですが、箱を開けたところ “CMSIS-DAP” “Works with OpenOCD” の表記が。君 CMSIS-DAP やったん!? ということで RP2040 はそっちのけで nRF52840 につないだところ OpenOCD でも pyOCD でも普通に動作しました。

Raspberry Pi Debug の箱に書かれた "CMSIS-DAP" の表記。"Works with OpenOCD" ともある。

ただ付属する cable は使い勝手があまりよろしくないので Pimoroni や Amazon を物色していいものがあったよという話です。

Raspberry Pi Debug Probe

Raspberry Pi Pico に DAPLink firmware を書き込んでもいいのですが、専用のものは以下の利点があります。

  • 可愛い
  • Plastic case に入っているので他のものと接触して短絡といった事故を防げる
  • SWD と UART しかないので pin assign で迷わない

そんな素敵な製品ではあるのですが、connector が JST SH 1.0mm pitch というやや面倒なものなうえ、付属する cable が充分とは言えないところが惜しい感じです。UART と SWD を同時に使うことなんていくらもあると思うのですが。

代替案A: Pimoroni

Pimoroni の RP2040 関連への力の入れようがすごいです。ちゃんとありました。

ただこれを書いている時点で1本459円となかなかのお値段だったのと、U.K. からの送料がけっこうバカにならないのが困ったところです。Mouser でも DigiKey でも取り扱いはないようでした。ついでに何か買う用事があればちょうどよいかもしれません。

Cable がバラけないように熱収縮 tube に収めてみました。どの線が何の信号か分からなくなるので label を貼ってます。被覆の色と信号の対応は以下の通りです。

UARTRX (target -> probe)
UARTTX (probe -> target)
SWDSWDIO
SWDSWCLK
Raspberry Pi Debug Probe に Pimoroni の cable を付けたところ

代替案B: Amazon

何に使うことを想定しているのかは分かりませんが、「オーディオファン JST互換 SHコネクタ SH 3ピン 3P 1.0mmピッチ ケーブルワイヤー 約10cm 10点セット」がちょうどよい感じです。

Cable は 10cm と短かめですが、色々と優れたところがあります。

  • 10本入りで730円。1本73円!
  • JST connector の反対側は被覆を剥いてある。あとは好きな connector を付けるだけ
  • 中央がGNDで、被覆の色が黒なのでちょうどいい

なお被覆の色と信号の対応は以下の通りです。

UARTRX (target -> probe)
UARTTX (probe -> target)
SWDSWDIO
SWDSWCLK
Amazon で買った cable を Raspberry Pi Debug Probe に付けたところ

というわけで、Raspberry Pi Debug のおかげで作業が捗りそうです。ではまた。


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